不思議なものである。シュガーから「この男はジャマイカン・ミュージックの重要人物だが、人を押しのけて前に出る男ではない」と紹介されて今日現在まで26年間つき合っている。お互いたいした会話力もなくだ。その間『Don’t Look Back』発売(85年)、Gladdy Meets MUTE BEATコンサート(87年)、『Caribbean Breez』発売(89年)、Rock Stedy Night来日、『Piano In Harmony』発売、そして俺の家の娘のピアノをいきなり弾きだして「こうやってSKAが生まれて、、、」と語ったことがジャマイカ音楽の歴史について当時のアーティストたちが語るドキュメント映画『Ruffn’ Tuff』になったんだ。これ以外にも沢山のレコーディングで助けてくれた。お互い地球の裏側に離れて住みながらも素晴らしいたくさんの出来事に立ち会えて感謝している。トレジャー・アイルのスーパーソニックスやスタジオ・ワンでのスカタライツを皮切りにリボリューショナリーズ、ルーツラディックスというジャマイカ音楽そのものの歴史を歩んで来たこの男に最大のリスペクト。そしてJAY-Zのアルバム『Blueprint 3』でkanye Westプロデュースの曲に自分の曲がサンプリングされたことすら知らなかったあんた。 イケてるってのはそういうことなんだ。そうだ、約束のニュー・アルバム完成までは、お互いクタバるわけにはいかないぜ。
石井 "EC" 志津男