Profile 019 DERRICK MAY 
Home / People / Profile 019 DERRICK MAY
デトロイト・テクノを生み出した人物のひとりと数えられているデリック・メイ。テクノ・シーンのキーパーソンとして知られる彼は今年、代官山AIRから13年ぶりとなるMIX CDをリリースした。そのリリースパーティー直前に話を聞いた。
This text will be replaced

若いころには、エルトン・ジョンやオハイオ・プレイヤーズ、ファンカデリックなど、ジャンルを問わずあらゆる音楽に夢中になったというデリック・メイ。ホアン・アトキンスやケビン・サンダーソンとともにシーンを築き上げ、テクノ・ミュージックは世界中に広まった。デトロイトから生まれた音をきっかけに、世界各地でテクノ音楽の新しい表現は生まれ続けている。だが、デトロイトは「面白くなくなってしまった」と語る。「フォードもクライスラーもGMの衰退で、急激に仕事がなくなった。人口も減ったし、街は死んでしまった。非常に残念なことだ。日本でも、もしトヨタに何かがあったら名古屋で大惨事が起こるだろ? デトロイトでは起こってしまったんだ」。

デトロイトのシーンは衰退したかもしれない。だが、デリック・メイはあくまでポジティブに、Transmat Recordsでのプロデュース業とDJ活動を続ける。

「今多くの人は、デジタルの機材を使って、ミスのない完璧なものを作ろうとする傾向がある。だが私は今回のMIX CDでも、ワンテイクでレコーディングを終わらせた。よりナチュラルな感覚で音をつないで、より人間的な感覚を残したCDにしたかったからね」ストイックでありながら、人間的な体温をどこか感じさせるデリック・メイの音楽表現。そのバランス感覚が、フロアを湧かせ続ける。

 

中島良平

More Movies
2011.04.06.Wed
TIMMY REGISFORD × AIR
2010.11.24.Wed
Profile031 Gilles Peterson
2010.08.02.Mon
Profile 023 LARRY HEARD
2011.02.25.Fri
inspiration-INNER SCIENCE
About Us