Roy Ayers
70年代から活躍するヴィブラフォン奏者。チコ・ハミルトン、ハービー・マンの楽団で腕を磨き、フィリップ・ウー、エドウィン・バードソング、ハリー・ウィテカーらと共に歴史的名盤を多数リリース。自身のグループ「Ubiquity」では、ヴォーカルやコーラスも取り入れたソウル/ジャズ/ファンク路線を押し進め、80年代はディスコ・ブームの波にも乗って躍進。80年代末ロンドンでアシッド・ジャズ・ブームが起こると、70年代の創作が再認識され、UKクラブ・シーンからラヴ・コールが殺到。
また、USヒップホップのサンプリング・ソースとしても多大な支持を集め、90年代以降のヒップホップ/レア・グルーヴ/アシッド・ジャズ/ハウスの世界的な盛り上がりと共にその評価はさらに高まった。グールー(Gang Starr)のプロジェクト『Jazzmatazz』やケニー・ドープとルイ・ベガの『Nuyorican Soul』への参加、ザ・ルーツとのレコーディング、ジョージ・ベンソンやジャズ・クルセイダーズとの共演などを通じてそのフィールドを広げる。
代表曲「Everybody Love the Sunshine」「Searchin'」「Think Twice」「Running Away」等々のクラシック・チューンで若い音楽ファンからも絶大な人気を誇る一方、フェラ・クティ(Fela Kuti)との「2000 Black」や「Coffy is a Color」、「Evolution」といったアッパーで疾走感あふれるナンバーも人気が高く、ガラージ・クラシックとして挙げられることも多い。伝説の”グルーヴ・マスター”は、現在もレコーディングやライブツアーを精力的にこなしている。
上山亮二