ジャマイカ1982。 写真家 石田昌隆 ラスタファリアン。
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ハイレ・セラッシェの肖像画を飾り、髪の毛をドレッドにして、マリファナを吸引するラスタファリアン。挨拶は、左手を胸に当てて「ラヴ」と言う。ブルーマウンテンの山奥にあるコミュニティで、夜を徹してナイヤビンギを行っていた。
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1枚めの写真は、カウント・オジー&ザ・ミスティック・レヴェレーション・オヴ・ラスタファリの“Tales Of Mozambique”75年)のジャケットになっている壁。2枚めの写真で女性が持っているのは、ラス・マイケル&ザ・サンズ・オヴ・ニガスの“Nyahbinghi”74年)のジャケットを額装したもの。

レナード・E・バレット Sr. 著『ラスタファリアンズ』(77年。邦訳本は96年)によれば、ナイヤビンギの存在が明らかになったのは1958年だが、その起源は諸説あって不明な点が多いらしい。

アフリカから連れてこられた奴隷の子孫たちがが連綿と受け継いできたアフリカ原産のリズムだと信じたいが、残念ながら確証はない。

それでも、抑圧された民族のストラグルや、はるかザイオン(理想郷としてのアフリカ)への想いが、そのリズムから伝わってくるような気がしてしまう。

レゲエを聴き始めたころ、レゲエのリズムは心臓の鼓動のようなハート・ビートなのだと思った。今思えば一面的で情緒的すぎる捕らえ方だが、ナイヤビンギのリズムに関しては、確かにハート・ビートだと思う。

 

石田昌隆

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