男たちがたき火を囲みながら2011年を振り返った鼎談。
ここでは、鼎談の一部を抜粋して紹介。全文についてはonyourmarkの特集ページをチェック!
中室 都会で利便性の高い社会で生活していると、それは簡単に捨てられないし、自分もそのなかで生活しています。でも自然のなかで楽しみながら違うオプションが増えるなら、それを持っておくことは必要だと思いますね。僕もそういうひとりです。
マサヤ ぼくも環境がおかしいなと思ったときに、自然と山に行くようになりました。周りにもそういう人が増えていて、これはブームではなく、人間の本能なんだなと。山に入ったり、自然とふれ合うことで、まず自分の中にある本能を呼び起こさないといけない。人間が自然に順応していかなくてはならないんです。
小口 そういうアウトドア的な知識や生き方が、特に震災後に見直されている風潮があるけど、実はそうではなくて、発想を柔軟にすることが本質なんだと思います。ただし、自然のなかで学んでいる人のほうが、確かに頭がやわらかくて対処しやすいという意味でのアウトドアスキル、もしくは感覚なんだと思います。
マサヤ 山に行っている人は、無意識のなかでリスクマネージメントの意識が高いはずですよね。山では、常に「何か起きたらどうしよう」と考えているわけです。そこに神経を研ぎ澄ませていることで、本能が高いレベルで発揮される。その状態をなるべく都会でも保てるようになればいいんですよ。山から下りてくると野生化した自分がいますからね。
(onyourmark FEATURE たき火鼎談 2011年に求められた自然との対話より)